- 空き巣についての情報が知りたい
- 効率のいい防犯を教えてほしい
- 家族の為に防犯をしたいけど、無駄なことはしたくない
家庭を守る防犯対策。しかし「やった方がいい」が多すぎて、なにをしていいかよくわからないなんてことも…
本当に効率の良い防犯対策をするため、警視庁のデータを元に、空き巣についての情報を調査しまとめました。
本当に必要な防犯対策がわからないよー
空き巣の情報を知ることで、本当に必要な防犯対策がわかるよ
そこでこの記事では、空き巣などの侵入盗に関する警視庁データをまとめ、わかりやすく解説していきます。
- 空き巣の多い時間帯や手口
- 空き巣の下見での行動
- 空き巣に対しておすすめの防犯設備
せっかく防犯するなら効率よくやりたいな
敵を知ることで、無駄な防犯をしないようにできるよ
時間ごとのデータを確認すると、犯行の種類が変わるだけでほとんどの時間で安心できないことがわかります。
しかし防犯の意識や簡単な対策で、被害に遭う可能性を大きく減らすことが出来ます。
空き巣に効果的な防犯設備に関してはこちら ⇒ 空き巣に効果的なおすすめな防犯対策
空き巣に有効な防犯対策!防犯カメラの設置はこちらの記事
>>【防犯カメラ設置業者ランキング】失敗しない優良設置店の選び方を解説!
空き巣被害に遭いやすい時間帯や時期を解説
空き巣の被害が一番多い時間帯は、午前10時から20時の間です。
しかし実際に防犯をする上では、情報として不十分です。
その他の侵入盗データも、一緒に確認しておくと良いです。
まずは、データをまとめたグラフから確認してみましょう。
※時間帯不明(空き巣:10,603件・忍込み:4,734件・居空き:729件)を除く
出典:警察庁「令和3年の犯罪(11 窃盗 手口別 発生時間帯別 認知件数)」をもとに作成
このグラフを見たうえで、確認しておきたい情報をピックアップしました。
- 空き巣の被害は午前10時から20時
- 危険な居空きや忍び込みの多い時間帯
- 空き巣の被害に遭いやすい時期
この内容について、詳細の内容も確認していきましょう。
時間帯をみると、在宅中でも被害に遭う可能性があることがわかります。
そのため、防犯に対する意識は、常に持っておく必要があるのです。
必要に応じて、防犯グッズで補っていくと良いです。
空き巣被害は午前10時から20時
空き巣の被害は午前10時から20時までの間が一番多くなっています。
その理由としては、仕事や学校で自然と家を留守にする時間帯だからです。
グラフを見てもわかる通り、被害が日中に集中していることがデータとして出ています。
その為、日中に家に誰も居なくなる時間が多いほど、空き巣被害に遭う可能性が高く、注意が必要だといえます。
毎日決まった時間に、家をあけるとターゲットになりやすい
空き巣に狙われやすい家について詳しく知りたい方はこちらの記事
>>当てはまる家は要注意!空き巣に狙われやすい一戸建ての特徴3選
危険な居空きや忍び込みの時間帯
つぎに空き巣以外の侵入盗が多い時間を、確認する必要があります。
住人が夜寝静まってから侵入して金品を盗む「忍び込み」は、22時から4時。
食事中や昼寝中などの隙を狙って侵入する「居空き」は、午前8時から20時の時間帯に多く発生しています。
忍び込みや居空きは、在宅中にも関わらず発生している被害で、家にいるから安心はできません。
空き巣以外の確認してもらった理由としては、丸1日ほとんどの時間で被害に遭う可能性があるということを理解してもらうため。
つまり常に防犯に対して、意識や対策が必要と考えるべきなのです。
在宅中に侵入者がいると思うとゾッとするね
空き巣の被害に最も遭いやすいのは金曜日
ここで曜日ごとの空き巣被害にも触れておきましょう。
空き巣の被害は、平日に集中しています。
これは時間のところでも確認した通り、仕事や学校で家を空けてる時間が多いからです。
中でも金曜日が一番多くなっており、夜遅くまで出歩いたりする人が多いことが主な原因と考えられます。
週末は気が緩みがちだから気をつけよう
空き巣の被害に遭いやすい時期
空き巣の被害に遭いやすい時期は、秋や年末年始です。
秋に空き巣被害が多くなる理由は、行楽シーズンだから。
行楽シーズンは、家族で出かけたり家を空けるタイミングが、多くなるので被害に遭う可能性が高くなります。
年末年始はイベントが多いにも関わらず、銀行ATMの利用が制限されることから、普段より現金を多く家に置いています。
また秋や年末年始は、日の入りが早くなっていて、空き巣が行動しやすい環境にもなっていることも要因の一つです。
気の緩みや忙しかったりで、注意散漫になりがち…
鍵の閉め忘れなど当たり前のことから確実にね!
空き巣の侵入手口の多くは「ガラス破り」
つぎに空き巣の侵入手口に注目してみます。
侵入方法も警視庁のデータを元に、わかりやすくグラフにまとめました。
空き巣の侵入手口(令和3年)
出典:警察庁 「令和3年の刑法犯に関する統計資料」を元に作成
空き巣の侵入手口として1番多いのは「無締まり」
無締まりとは、玄関ドアや窓の鍵がかかっていないところから侵入されることです。
鍵のかけ忘れはもちろんですが「ちょっとコンビニまで」や「換気のために開けておこう」といった油断も被害に遭ってしまう理由の一つです。
そして次に多いのが「ガラス破り」です。
ガラス破りには「こじ破り」「打ち破り」「焼き破り」などがあり、ガラスを壊し窓から侵入するものです。
もちろん2階でも開けっ放しは危険だよ
住宅に侵入するための手口7種類
住宅に侵入する為の手口を7種類紹介します。
被害の多い「ガラス破り」として4種類、次に「施錠明け」の手口として2種類、その他で1種類を紹介します。
防犯の面からも、詳しいやり方ではなくざっくりした内容になります。
ガラス破り
- こじ破り(三角割り)
- 打ち破り(はり破り)
- 焼き破り
- 切り破り
施錠開け
- ピッキング
- サムターン回し
その他
- ドアのこじ破り
参考程度に確認しておくと、防犯しやすくなります。
こじ破り(三角割り)
もっとも多く使われている手口で、大きな音がしないので、周囲に気づかれにくいといった特徴があります。
難しい技術が必要なく、手際がよければ30秒ほどで窓ガラスを割られてしまいます。
また、必要なものもマイナスドライバー1本なので、上着などに隠して持ち歩けば周囲に怪しまれることも少ないでしょう。
打ち破り(はり破り)
バールでガラスを叩き割る方法もっとも単純で簡単な方法で一般的なフロートガラスなら、一度叩くだけで簡単にガラスは割れてしまいます。
素早く簡単に割れる一方で、ガラスが割れる大きな音がするので、閑静な住宅街ではほとんど使われません。
しかし、電車が走る線路や高速道路の近くといった、騒音が多いところでは注意が必要です。
焼き破り
ガラスを割る際に大きな音がしないので、周囲に気付かれにくい手口です。
しかし、ガラスを焼いている姿は、外から見た際にかなり不審に見えてしまいます。
また、ガラスの種類や使う道具によっては、割れるまでの時間はまちまちです。
そのため、フェンスなどで囲われていたり、外から目に付きにくい場合は注意する必要があります。
切り破り
厳密にはガラスに切れ目を入れて、折るようになります。
ガラスの種類によっては、簡単に割られてしまうこともあるようです。
ピッキング
鍵穴から開けるピッキングでは、ドアに目立った傷も付かず侵入に気付かない場合もあります。
最近では耐ピッキング性能に優れた鍵も増えてきているので、少しでも不安がある場合は交換することをおすすめします。
サムターン回し
ドアの鍵穴の横などにドリルで穴を開けて工具を入れて回す方法やドアスコープを外から外し、特殊な工具を使用して侵入する方法です。
サムターン回し防止具は500円程度で購入でき、簡単に防犯対策できるのですぐにやっておくことをおすすめします。
ドアのこじ破り
力任せの強引なやり方ですが、技術が必要なく短時間でおこなえる犯行手口です。
ドアのこじ破りの防犯対策は、1ドア2ロックを徹底してたり、ドアにガードプレートを設置することが有効です。
お金をかけずにできることなので、すぐにおこなうようにしましょう。
空き巣の被害に遭いやすい家の特徴3つ
空き巣被害に遭いやすい家には、特徴があります。
ここであげる3つに該当する家は、狙われやすい可能性があるので注意しましょう。
- 人目につきにくい
- 家に侵入しやすい
- 逃げやすい
空き巣被害に運悪く遭うことは、ほとんど無いといえます。
その理由は、空き巣に入る家を事前に決めて、下見をしているからです。
今回取り上げた、3つの特徴を具体例で紹介すると「人通りが少ない土地」「フェンスや大きな木などで死角が多い」「深夜〜明け方にかけて不在」といったことが言えます。
こういった特徴の家はターゲットにされる可能性が高く、積極的に防犯対策を取り入れることをおすすめします。
防犯意識の高さをアピールして被害に遭わないように!
被害に遭いやすい家の特徴を詳しく知りたい方はこちらの記事
>>当てはまる家は要注意!空き巣に狙われやすい一戸建ての特徴3選
空き巣のマーキングを確認するポイント
被害に遭いやすい家の特徴でも少し触れましたが、空き巣はターゲットを絞り下見をしてから犯行をおこないます。
つまり犯行前の段階で、ターゲットから外れることで、被害に遭う可能性をかなり下げられます。
そこで、空き巣が下見するポイントを確認しておきましょう。
下見に気付くことで、ターゲットから外れることも!
空き巣のマーキングや対処法について、詳しく知りたい方はこちらの記事
>>【空き巣対策】マーキングの種類を解説!見つけたときの対処法も紹介
空き巣のマーキングで見られるポイント
家族構成は、そのまま家族の人数や男か女か、といった情報になります。
生活スタイルは、主に留守の時間のチェックです。
さらに家の周辺環境で、人目に付きにくく逃げやすい立地、他の家から離れているか、植え込みや壁で隠れやすいかを確認します。
ターゲットの家をマーキングすることで、なるべくリスクが少ないタイミングをうかがっているのです。
たまに部屋の電気やテレビをつけとくのも防犯になるよ
「マーキング」を見つけたら要注意
下見で紹介した情報は、数字やアルファベットを使用してマーキングしてあります。
マーキングの主な場所は、表札、玄関ドア、郵便受け、電気メーターなどです。
こう言ったところに怪しい文字や記号を見かけたら、マーキングの可能性が高いのです。
見つけてしまった場合は、書き込みを消すなどして、防犯対策を見直した方がよいでしょう。
マーキングを放置しとくのは危険だよ
空き巣に効果的なおすすめ防犯対策
空き巣に特化した防犯対策を、紹介していきます。
まず空き巣に有効な防犯対策は、2つのパターンがあります。
- 侵入を防止する防犯設備
- 侵入を抑止する防犯設備
重要なのは「抑止」することですが、費用や導入しやすさを考え「防止」から始めることもおすすめ。
防犯対策は無理せず、すぐにできることから進めていくことが重要です。
他の防犯対策について知りたい方はこちらの記事
>>空き巣について知ろう!有効な対策と被害に遭った場合の対処方法
侵入を防止する防犯設備
- 防犯ガラス
- 防犯フィルム
- クレセントガード
空き巣が行動した際に、侵入を防止するための最後の砦です。
費用面でも導入しやすいものが多く、簡単に設置出来ます。
あくまで侵入を防止するもので、犯行の抑止力にはならないので、防犯対策としては少々不安が残るのも事実。
うまく活用し、空き巣に強い家にしていきましょう。
被害を最小限に抑えるために重要な役割です
防犯ガラス
ガラスを割って侵入する犯行では、強化ガラスは侵入を防止するのに有効です。
ただ、今ついている窓を交換するとなると、少しもったいない気がします。
なので、家を建てる段階で防犯対策として、防犯ガラスの導入はおすすめです。
どうしても不安な場所は、交換も検討してみるのも良いでしょう。
台風などの自然災害にも効果があるのでおすすめ
防犯フィルム
簡単お手軽にできる防犯グッズの一つです
費用も安く簡単に導入できることから、気になる箇所をピンポイントで防犯することができます。
ただし、安いものでは強度が弱いものも多く、選ぶ際には注意が必要です。
購入の目安としては「CPマーク」があることを基準に選ぶと間違いないです。
後悔しないため、ちゃんとしたものを選ぼう
クレセントガード
窓ガラスを割ってクレセント錠を開けるのを防止する役割になります。
最近では2重ロックの窓も多く、クレセント錠だけはないので比較的必要ない場合が多いです。
ただし、2重ロック機能がついてない窓には設置しておくと良いでしょう。
費用も安く購入でき、取り付けも貼るだけで簡単にできるのでおすすめです。
侵入を抑止する防犯設備
- ホームセキュリティー
- 防犯カメラ
- センサーライト
抑止する為の防犯は、空き巣に対してとても有効です。
抑止力の高い防犯設備は、被害に遭う前に犯行をあきらめさせる目的があります。
また被害にあった際でも、迅速な犯人逮捕につながる場合が多いです。
ホームセキュリティー
あらゆるトラブルに対して、迅速に駆けつけてくれるのでとても安心です。
ホームセキュリティーのステッカーを張り、防犯対策をアピールすることでかなりの抑止力になります。
高い防犯対策を目指すなら、ホームセキュリティーは間違いないです。
ただし初期費用や月々の費用がかかるため導入のハードルが高いと言った面もあります。
防犯カメラ
防犯カメラは導入することで、かなりの抑止力になります。
さらに万が一被害にあった際にも、録画している証拠映像から迅速な犯人逮捕につながります。
費用面では、自分で設置すると2,3万円程度で設置することも可能です。
ただし設置場所を決めたり配線が手間だったりするので、防犯設備士の在籍する専門業者へ依頼することをおすすめします。
防犯カメラのプロへ依頼するならこちらの記事
>>【防犯カメラ設置業者ランキング】失敗しない優良設置店の選び方を解説!
自分で設置する防犯カメラを選ぶならこちらの記事
>>防犯カメラの選び方!おすすめ防犯カメラと失敗しない為の方法
センサーライト
センサーライトは、夜間の侵入者に対しての防犯にとても優秀です。
センサーライトの光で威嚇し、犯行に及ぶ前の侵入者をけん制することで、被害に遭うことを未然に防ぎます。
設置も比較的簡単にできるので、コスパのいい防犯対策です。
ただし、あくまで効果があるのは夜間の犯行だけで、日中の防犯効果はほとんどないといえるので注意が必要です。