- 家族を安心させたい
- 空き巣に遭った時、迅速な対応で被害を最小限に抑えたい
- 空き巣被害の心理的な影響を軽減したい
空き巣被害に遭った時の衝撃は、想像を超えるものです。
家に帰ってきたら部屋が荒らされていたり、窓ガラスが割られていたりする光景に、誰もがパニックになってしまいます。
しかし、そんな時こそ冷静に行動することが必要です。
そんな時に冷静に行動なんて…
事前に知識として持っておくことが、冷静な行動につながります。
この記事では、空き巣被害に遭った時の対処法や事後対応を詳しく解説していきます。
どのように行動すべきか、どのような手続きが必要かを確認しておきましょう。
- 空き巣被害に遭った時の対処法
- 空き巣被害に遭った後の事後対応
- 空き巣被害の再発防止策
予備知識が重要なんだね。
一番重要なのは、被害に遭わないようにすること!
空き巣被害に遭った時の対処法や事後対応、様々な情報が詰まったこの記事を通じて、安心できる暮らしを取り戻しましょう。
心に留めておくべきポイントをしっかり押さえ、空き巣被害に立ち向かう力を身につけてください。
空き巣に有効な防犯対策!防犯カメラの設置はこちらの記事
>>【防犯カメラ設置業者ランキング】失敗しない優良設置店の選び方を解説!
空き巣被害に遭った時の対処方法
空き巣被害に遭った時の対処方法は、下記のような流れになります。
-
STEP1すぐに外に出て身の安全を確保安全のため、犯人と遭遇しないように外に出てください。
-
STEP2警察【110番】に通報する警察に被害を報告し、現場検証を依頼してください。
-
STEP3被害の状況を確認する警察が来るまで現場を触らず、被害の状況を把握しておきましょう。
それではこの流れで解説して行きますので、確認して行きましょう。
違和感を感じたら、まず身の安全を確保!
すぐに外に出て身の安全を確保
空き巣被害に遭遇した際、最優先すべきは自分と家族の安全です。
違和感を感じたら、まずは外へ出て安全を確保しましょう。
日本では住宅侵入盗や窃盗が多発しており、令和4年の警察庁統計によると侵入盗は36,588件にのぼります。(出典:犯罪統計 / 令和4年1~12月犯罪統計【確定値】)
安全が確保できなければ、空き巣被害に加えて人身被害も発生するリスクがあります。
空き巣が家にいる可能性がある場合は、速やかに外へ出て、周りの人に助けを求めたり、110番通報しましょう。
この対処法を覚えておくことで、緊急時に冷静に行動できるようになります。
警察【110番】に通報する
安全が確保できたら次に、警察へ迅速に通報することが重要です。
令和3年の警察庁が公表している統計データによれば、窃盗犯の認知件数は38万1769件であり、検挙率は42.2%に達しています。
出典:警察庁「令和3年の犯罪(年次別 都道府県別 罪種別 認知・検挙件数及び検挙人員)」
これは、通報することにより、おおよそ半数の犯罪者が検挙されるということです。
また、警察に通報することで犯罪の未然防止が進み、同様の被害が起こるのを防ぐことができます。
これにより、地域全体の安全性が向上し、再発防止に繋がります。
このように、被害拡大を防ぐためにも、早期の通報が大変重要なポイントとなります。
地域の防犯にも繋がるので、早めの通報をしましょう。
110番通報時に注意しておきたいこと
110番通報したら、警察が到着するまで現場をそのままにしておくことが重要です。
盗られているものがないかなど確認したくなりますが、自分がものに触れたり歩き回ることで、犯人の痕跡が消えてしまう可能性があります。
犯人逮捕につながる重要なことですので、万が一被害に遭った時のため覚えておきましょう。
被害の状況を確認する
警察通報後に被害状況の確認をしておきましょう。
警察の指示のもと、家の中を確認し、何が盗まれたか、どこが荒らされたかを確認し自分でもメモしておくことが重要です。
正確な被害状況を写真や動画、メモして把握しておくことで、この後の保険会社とのやり取りがスムーズに進めることができます。
被害に遭って辛い中だけど重要なことなのでしっかりやっとおこう。
一般的に空き巣に盗まれやすいもの
一般的に盗まれやすいものはこういったものになります。
- 現金
- 預金通帳、キャッシュカード
- 印鑑
- クレジットカード
- 貴金属・宝飾品
- パスポート
- 運転免許証
- 健康保険証
- 車やバイクのキーや家の合鍵
- 携帯電話
- パソコンやタブレット
- 家電製品
- ブランド品 など
実際に被害にあってしまう時が動転してしまい、冷静に判断できない場合が多いです。
盗まれているものを確認する意味でも、こういったものを参考にしてみてください。
被害に遭うとパニックになるため、参考にしてみてください。
空き巣被害 事後対応の手順と手続き
空き巣被害に遭った後に、やるべきことの手続きと手順は下記の通りです。
-
STEP1警察に被害届を提出する警察に正式な被害届を提出し、捜査を進めてもらいましょう。
-
STEP2金融機関等に連絡し2次被害の防止すぐに銀行やカード会社に連絡して被害を最小限に抑えましょう。
-
STEP3保険会社へ連絡する火災保険や盗難保険に加入していれば保険金を受け取ることができるかもしれません。
-
STEP4空き巣被害は心理的影響へのケア侵入された部屋や家具、貴重品が荒らされたり盗まれたりしている光景を見ることで、心理的にダメージを受けてしまいます。必要に応じて専門のカウンセリングを受ける等の対応をしましょう
-
STEP5空き巣被害の確定申告(雑損控除)空き巣被害に遭った際、税制上の救済策が存在します。被害軽減のために活用しましょう。
空き巣被害に遭った時の対象方法同様に、次で詳しく解説して行きます。
少しでも被害を軽減させよう!
警察に被害届を提出する
被害状況の把握が出来たら、被害届の提出を行いましょう。
基本的には、通報で来てくれた警察の指示に従って行えば問題ありません。
また、被害届を提出した際に発行される「受理番号」は保険の請求に必要になりますので必ず交付を受けましょう。
被害の証明として、保険や確定申告で必要な場合があります!
被害届を提出についてのQ&A
被害届の提出の流れに沿ってQ&Aを紹介します。
1.被害届はどこに出せばいいの? 最寄の警察署、交番に行く 被害届を出したいのですが」と伝えて、その場で提出することができます。
・あなたの住所
・氏名
・年齢
・仕事は何をしているか
・被害にあった曜日
・時間
・被害にあった場所
・被害の詳しい状況(どういった犯罪に巻き込まれたのか)
・金品の損失があった場合は、誰の持ち物か、どれくらいの価値のものか
・犯人に目星がついている場合は、犯人の住所や名前
・犯人を目撃した場合は、背格好や特徴などについて
免許証やパスポート、保険証などの身分証と印鑑を持参しましょう。
免許証やパスポートが盗難に遭った場合、再発行はオンラインでも可能です。
警察証明のオンライン申請要領
本人以外でも代理で提出することは可能です。被害届には「届出人」と「被害者」の欄が別々になっているので、代理で提出するときは「届出人」に代理人の名前を書くことになります。
被害届は、提出しても受理されない場合があります。
主な受理されない理由としては下記になります。
・被害から時間が経過していて、捜査が難しいと判断された場合
・被害がごく軽微である場合
・証言があいまいで被害内容に信憑性がないと判断された場合
・刑事事件ではなく民事事件と判断された場合
金融機関等に連絡し、2次被害の防止
空き巣被害に遭遇したら、すぐに銀行やカード会社に連絡して被害を最小限に抑えましょう。
盗まれた通帳やキャッシュカード、クレジットカードは不正利用のリスクが高く、身分証明書も盗まれた場合悪用の恐れがあります。
被害に気づいたら、速やかに金融機関に連絡し、利用停止や再発行手続きを行い、金銭的被害を防ぎましょう。
連絡が必要なものは「一般的に空き巣に盗まれやすいもの」で確認しましょう。
カードが無事でも番号を控えられている可能性も…
保険会社へ連絡して保険金の受け取り
空き巣被害に遭った際、火災保険や盗難保険に加入していれば保険金を受け取ることができることがあります。
賃貸物件においても、家財保険に加入している場合は対象となる可能性がありますので確認してみましょう。
特に、持ち家のケースでは、盗難されたものだけでなく、破損した窓や扉の修理費用も補償されることがあります。
しかし、具体的な補償内容は保険契約によって異なりますので、保険会社の担当者に状況を説明し、適切なアドバイスを受けましょう。
保険会社に連絡するために、具体的な被害内容を把握しておこう
空き巣被害は心理的影響にも注意
空き巣被害に遭うと、金銭面の被害だけでなく被害者には様々な心理的影響が生じます。
まず、自分の家が侵入されたという事実にショックや恐怖を感じることが多く、安心感が奪われます。
また、侵入された部屋や家具、貴重品が荒らされたり盗まれたりしている光景を見ることで、心理的にダメージを受けてしまいます。
被害に遭ったのが自分であれば、下記内容を実践し心のケアを優先しましょう。
さらに被害者が家族や友人の場合にも、積極的にサポートしてあげるようにすると良いです。
直後は事件のことを思い出すことが多く、
知らないうちにかなり負荷がかかっています。
心理的影響を軽減する方法
空き巣被害に遭った場合、心理的影響を軽減するために、以下の方法が有効です。
- 専門家に相談する
- 友人や家族に話す
正解はないので、とりあえず周りに相談だね!
専門家に相談する
空き巣被害に遭ったら、まずは専門家に相談することが大切です。
警察や防犯協会などが提供するカウンセリングサービスを利用することで、心のケアを受けることができます。
また、心理カウンセラーに相談することも有効です。
被害者が抱えるストレスや不安を解消するためのカウンセリングを提供しています。
心理的な問題を抱える場合は、専門家に相談することが早期回復への近道となります。
友人や家族に話す
空き巣被害に遭った場合、友人や家族に話すことで、ストレスを解消することができます。
被害者の感情を共有し、話を聞いてもらうことで、心理的な負担を軽減することができます。
また、自分の友人や家族が被害者になってしまった場合には、積極的にサポートをしてあげてください。
サポートは金銭面だけでなく、話を聞くだけでも十分な心のケアにつながります。
空き巣被害は確定申告(雑損控除)ができる
空き巣被害に遭った際、税制上の救済策が存在します。
雑損控除という制度を利用すれば、被害金額の一部を所得から控除することで、少しでも被害金額を軽減することが可能です。
実際に雑損控除を利用する場合、計算方法は以下の通りになります。
控除額は、
- 差引損失額(損害金額+災害関連支出の金額-保険金などにより補てんされる金額)-その年の所得金額の10%
- 差引損失額のうち災害関連支出額-5万円
このうち、いずれか多い方の金額を所得から控除できます。
参考:国税庁 No.1110 災害や盗難などで資産に損害を受けたとき(雑損控除)
例えば、空き巣被害額が100万円で保険の支払金額が30万円、一年間の給料収入が400万円(給与所得額は266万円)の場合、控除対象金額は43万4千円となり、還付される金額は約4万3千円となります。
このように、被害額に比べればわずかな金額ではありますが、雑損控除を利用することで被害を少しでも軽減できます。
ただし、雑損控除が適用されるのは「生活に通常必要な住宅」、「家具」、「衣類」などの資産の損害のみです。
事業用の資産や別荘、書画、骨とう、貴金属等で、1個又は1組の価額が30万円を超えるものは対象外とされています。
また、確定申告時には、警察による被害証明書が必要な場合もあるため、被害に遭ったらすぐに警察に届け、お近くの税務署への相談も忘れずに行いましょう。
最後に繰り返しますが、大切なのは空き巣被害を未然に防ぐことです。
施錠をしっかりするといったすぐできる防犯対策から始め、さらに防犯カメラの設置やホームセキュリティシステムを導入するなどといった対策も検討しましょう。
日々の防犯対策を心がけ、安全な暮らしを実現させましょう。
空き巣被害に遭ったら防犯対策の強化
空き巣被害予防のためには、自宅のセキュリティ強化、留守時の見かけ上の対策、近隣との連携が効果的。
効果的な防犯対策としては、防犯カメラの設置やホームセキュリティの導入などの対策が有効です。
また、費用をかけないでも簡易的なセンサーライトや防犯砂利といったものもあり、とにかく対策をすることが重要になってきます。
さらに、地域住民と連携し、情報交換や見守りを行うことで、地域全体の安全が向上します。
これらの対策を実践することで、空き巣被害を未然に防ぎ、安全な生活を送ることができます。
おすすめの防犯対策は、防犯カメラの設置です!
詳しい防犯対策はこちらの記事
>>空き巣について知ろう!有効な対策と被害に遭った場合の対処方法
おすすめ防犯対策の防犯カメラ設置ならこちらの記事
>>【防犯カメラ設置業者ランキング】失敗しない優良設置店の選び方を解説